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LT はじめのいっぽ ふりかえり

TL;DR

初めて外部でLTをしてきたので資料作成から発表、やってみてどうだったかをつらつらと書いていきます。
社内とかの小さい内輪ノリの登壇はちょこちょこやったことありましたが、色々違いました。

実際の資料

経緯

最近ブログメンターを @kakakakakkuさん にして頂いていますが、突如「登壇してみたいと言ってましたよね?これどうですか?」と勉強会をご紹介頂きました。
現実問題として登壇してみたいという気持ちとLTの時間くらいは何かしらネタはあるかな…とは思っていたのですが、中々勇気が出ず…。
その時点で当選倍率が2-3倍以上だったので、まぁどうせ外れるか…と思いつつ応募ボタンを押しました。
しかしその数日後見事に(?)3/13(23%)の枠を引きまして登壇する運びとなりました。

ネタの選定

登壇が決まって、すぐに即興のネタ出しを一人でスプレッドシートにしました。

  • Nuxt v2
  • Firebase 簡単機能紹介
  • Nuxt x Firebaseのこのブログ構築
  • Vueのベストプラクティスを読んでのあれやこれや
  • javascript構文の何か
  • OSSやってみて

こんな感じのリストができました。

このリストから勉強会の主旨やターゲットを考えた時に初心者寄りの勉強会であることや、特定ライブラリの話をしても楽しめる人が少ない可能性、そのライブラリについてどこまで自分が語れるのか(語れないと判断した場合ある程度の下調べの時間が取れるか)、という所を主に検討しました。
その結果「関係ある人にとっては参考にはなると思うし、関係ない人も遠からずは関係があるのでエピソードとしては楽しんでもらえるのでは」ということで、OSSの話をテーマにすることになりました。

資料

資料作成については社内勉強会等はMarkdownでお手軽に作っていたりしたので、まじめにスライドを作るために何かツールを使ったのは実は初めてでした。
今回はKeynoteで作りましたが使い方がよく分からない状態から途中半分作り直し等を経て恐らく大体全体で15時間くらいかかりました…。

作り直した原因としては一度ざっくり流れを作った後にkakakakakkuさんに見て頂いた所、スライドの方向性があまり定まっておらず、「OSSやったよすごくない?」というような路線になっているというご意見を頂きました。

そのFBを受けた上で上記の「ネタを決めた理由+あとはエピソードとして話せば楽しんでもらえるでしょう」という結構軽い方針から「3ヶ月前の自分と同じ状態の人が少しでもOSSに参加できそうと思ってもらいたい」という内容にテーマを明確化して全体の構成を再構築しました。

その結果としては自・他(他の知人にも少し見てもらった)共に見違える内容となりました。(最終結果が良い、という話ではなく、前後の比較として)

ここについてはもっとテキストベースで詰めることができた部分だと思うのでどのタイミングからスライド化するかについては今後改善の余地があったなという点と、常にターゲットや伝えたいことを自問自答しながら全体構成(テキストでも良い)は作る、ということが反省点でした。

終わりよければという所で資料作成については元々クリエイティブな心は過去の職種からもやはりあったようで、スライドの作り込み(といってもデザイン系は疎いので自信はないのですが)自体は自己満の世界では結構楽しかったです。

今回はStorybookの話だったのでカレーパレットはちゃんとStorybookのロゴから拾っているとかこういう細かいこだわりをすることが好きなようです。

そしてそういうデザイン(?)面での抵抗値が軽減して、早速ですが、仕事でXD等で資料作ったりするのもトライするようになりました。(XDでスライドいけるならその方が良さそうな感触…ですね)

練習

Wondershare Filmora Scrnというものを使いました。適当に検索したら出てきただけなのでツール自体は何を使っても良いのですが、画面、自分の正面画像、声が同時に録音できる何かを使うと良いと思います。

特にそこまで練習なくてもなんとかなるのかな、と甘い気持ちでしたが、実際録画してみるとまず何をしゃべってるのか分からない(もごもご、なぜか早口)、声がびびりすぎ、何かずっとフラフラ動いている、というような悲惨な状態でした。 また、喋ってみるとスライドの構成がしゃべりに合わなくてスライドの方も修正が必要でした。

スライドの用意がぎりぎりになりすぎてしまい、練習自体は満足にできませんでしたが、できる限りは練習して本番に臨みました。

LT

順番

こういうシーンで緊張する、と自覚がある人は2,3番目の序盤がおすすめかもしれません。今回は初めてなのでできれば1番は外して頂けると…と要望を出した所、LT10本中9番目でした。しかし悲しいことに実際には出番までずっと緊張してしまい、他の方の内容が半分くらい飛んでいきつつ、さらに出番までに緊張感が蓄積されてしまいました。

じゃあ序盤が鉄板…と思いきや、後の懇親会情報では目立ちたい、記憶に残したい等がある場合は後ろのほうが良いとのことでしたので、自分のシャイ度と目的のバランスに応じて希望が出せるようであれば調整すると良さそうでした。

発表

まず何故かスライドの再生までにとてもモタツキました。スクリーンがよく見えず、スライドの再生ボタンが押せませんでした(ショートカットを使っていなかった)。普段であれば当然冷静に、あらら…くらいで対応できるのですが、上記の緊張が爆発しつつ一人でテンパってました。

しゃべりの方は発表前に無駄にアドリブのアイデアが何個か湧いてきましたが、この緊張状態でハードルを上げてどうする、ということでほとんどを頭の中で切り捨てました。

結果的には個人感覚ではかなりばたばたしていたものの、狙ってはいなかった笑いも結構頂けて、初めてとしては自分的にはぼちぼちだったかなというくらいの印象で終わることができました。

発表については、練習でできないことは本番でもできない、とはまさにこれだと今思いましたので思いつきで書いておきます。今回は体感練習時の65-70点くらいでした。

得たものたち

外部LTした経験値

多分次回は今回ほどもう焦らないだろうな、という感触が少なからずあります。実際どうかは分かりませんが…。

登壇者の苦労

想像以上準備に時間がかかっていて、練習もきっとかなりしているのだろうと少しその世界を垣間見ました。
難しい所ではありますが、何かが気になったとしてもブログ等を含めて海外でちょこちょこ見かける、「まずは素晴らしい物をありがとう、でもさ…」という精神を持ちたいと思いました。

スライド作りの大変さと(個人的な)楽しさ

スライド作りは正直途中で投げ出したいと思ったくらいには大変(手間)でした。
ただその途中やっぱりものづくりが自分の原点だという気付き(壮大)、デザインだけはすっぱり人生から切っていたのですがデザインに対する抵抗値がかなり下がったような気がします。(Webデザインやる気が出たら勉強しようかな?とは思うくらいに…)

ターゲットと伝えたいことの大事さ

これは本当に大事でした。構成・内容への影響も強く全体の印象も大きく変わります。
そしてこのことはブログにも反映できることかなと思っていて、何かフォーマットとか色々考え直そうかな…というのも考え始めました。
ちなみに今回は「これから初登壇する人に何か1つでも有用な情報を届ける」という視点で書いています。

おわりに

半ば勢いで応募しましたが、非常に良い経験・勉強になりました。
これまたやってみような人は今回のような優しそうな勉強会(社内ではない)で一度LTで出てみると良いかもしれません。

また機会があればトライしていきたいと思います!

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