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フリーランスになって6ヶ月がたった

TL;DR

フリーランスになって6ヶ月がたったのでそもそもの経緯、やってみた結果と、実際の環境や今後の自分について

はじめに

この記事は個人の経験・環境に基づいた主観的な意見を含んでおりますので、その点ご理解頂けましたら幸いです。

簡易プロフィール

読みすすめる上で理解しやすいと思うので簡単なプロフィールです。

  • 今年31歳
  • サウンド系8年くらい
  • サウンド時代の後期に時間ができることが多かったのでUnityやTitanium Mobile、その他Webで雑多な物を作っていた
  • その後小さい会社に転職したもののレベル感のミスマッチで3ヶ月で転職
  • その後ベンチャー期(?)と思われる半Sierみたいな働き方をする所に転職して1年(この間は業務委託の人にお願いする立場)
  • その後小さい制作会社に転職して1年
  • お試しフリーランス開始
  • フリーランスの6ヶ月 → 週5業務委託 x 個人受託少々

フリーランスになった経緯

経緯についてあまり触れていなかったのでここで書いてみます。

経歴としてWeb系になってから全て短いのですが、基本的には大体 面接時に本音で話してもらえずミスマッチを起こしてしまった という印象を自身では持っています。
その結果、あるエージェントからはジョブホッピングのためお断りということを遠回しに言われたことがフリーランスを考え始めたきっかけです。
この発言については、何か色々と思う所がありますがちょっと今回は省略します。

また、フリーランス(仲介→業務委託)のレベル感については、途中お願いする立場にいた時期がありましたが、イメージしていたよりは低いな…という印象を当時受けたので、もしかしたらいけるのでは…?という感触も多少ありました。

とはいえフリーランスを考え始めてから仕事があるか、生活できるか、という不安は当然のようにつきまといました。
しかし悶々と数ヶ月考えた所で当然ですが何も結論はでないので、もういいや1年やってみようと勢いをつけて決意しました。

6ヶ月やってみて

実際の6ヶ月の動き

細々とサウンド系を含むお仕事を頂いていた所のお仕事も継続しつつ、業務委託で仲介を経て1社に週5勤務でお世話になりました。
3ヶ月立った所でイメージしていた業務内容と違った点やミスマッチがあったため、異動させて頂きました。
また、個人的な勉強、活動が掛け持ちしていると難しいと感じ、将来のキャリアも考えた所でサウンドのお仕事も4月前後を目処に辞退することにしました。
そして実際働いてみると社員時代より時間的余裕ができたため、OSSへのコミットteratail活動当サイトの構築・記事執筆・勉強等を行うことができました。

その後、残念ながら異動先でも業務内容や環境がマッチしなかったため、6月末で今回の契約は終了させて頂くことになりました。

途中のミスマッチについては仕事を行う中で自分のスキルが正しく伝わっていない(今回の場合は現場の想像よりできた)と感じることがあり、この問題の解消が動機となりつつ、履歴書の側面とモチベーション向上の意を込めてこのサイトを作りました。
その後は前のめりに意識的に動くことによって適正な評価に修正はされていきましたが、入り方による裁量の問題や、仕事への関わり方がもっと自分の事前の努力によって改善できたのかなと思っています。

スキル感については低く見られても高く見られてもよくないと思っているので、なるべく発信することによって事前に自分を知ってもらえる機会を増やして、適正にマッチングできるように改善していければと思います。

実際どんな人達がいたのか

昔思っていた感覚(特にサウンド系のイメージを持っていました)だとフリーランス=スーパーマンの印象がありましたが、実際には(ITだと?)大分違うと思います。
実際めちゃくちゃすごい人は勿論たくさんいるのですが、今はエンジニアバブル x 売り手市場という売り手側が圧倒的有利な状況という背景もあり、自分の個人的な感覚ではありますが、悪い意味ですごい人も結構いるような気がします。(そして他の人から見た時に自分がそうでないことを祈ります…)

なので現状フリーランスは結構簡単になれるような気もしており、その影響で「フリーランス」という部類の平均レベル感は大分落ちているのではと印象を持っています。(昔がどうだったかとかは何も知らないです…すみません)

と色々書いてみるものの自分もそれに現状あやかっているかもしれない点、自分の能力値(案件取得能力を含む)=いける現場ともなりますので自身のスキルが低いせいでそういった状況にあるのではと結構悩んだりしています。

仕事

フリーランスになろうと決意した時、先にも書きましたが本当にかなりの勇気が必要でした。
一番の理由は実際に仕事があるのか(=生活できるのか)、という点でした。

実際にどうかというと一言でいえば短期的目線でいえば普通にあります。

ただこれは仲介を挟む案件は恐らく入れるだろうという案件が「今なら」と言葉を付けますが、結構な数あると思います。
しかしながら人に強く依存しますが、コネ等を利用した紹介、受託形式の場合そこまであるというほど自信はありません。
後者についてはそういうコネがあるか、というのとそこから案件を取ってこれるかという別の能力が必要です。

まとめると仕事を選ばないのであれば多くの人に仕事はあるのでは、という感覚ですが、仕事を選ぼうとした場合は能力やコネに依存すると思います。

今後の業界的な流れについては色々考えたり、同業の方と話したりはするもののこうだろうという所まで見えません。
短期目線でいえばエンジニアバブル・売り手市場はまだ続くと思いますが、いつどうなっても食べていけるように向上心と適応力は持ち続けないと、という危機感は強く持っています。

お金

収入面については今の所普通に上がりはしたもののあほみたいに上がったまではいっていないです。
社保・税金・ソフトウェア等の会社が負担していた分の増加分を計算すると社員時代より-100万〜150万くらいで同等だと思っていて、その影響もあります。(前・後の給料にもちろんよります)

余談ですが、厚生年金分は個人的にはペイするように小規模共済や確定拠出年金を使っていますが、この分を手取りとする選択もできますのでそうした場合には手取りはもっと増えます。

また、別途記帳周りについては最初税理士云々も考えていたのですが、結果から言えば仕入れ等がなく記帳数がIT系だと少ないと思いますので、Webサービス等で記帳する形で十分な気がします。

労働時間

単純に減りました。
業務委託で働く場合には恐らく多くの場合時間レンジがあると思いますので、140-180等にしておけば基本的にはならすと定時付近におさまりやすく、稼働が増えても残業代に近しい稼働超過分の請求が可能なため、無給残業状態になっていたりするならば、かなりの改善が見込めます。

仕事が楽しい、ちゃんとお金が出る、等の場合、別に働きたくないとかにはならないと思うので気持ちの面を含めてプラスでした。

モチベーション

仕事の受け方や、入り方にもよって大きく異なります が、大きい企業に入った場合は仕事に対するモチベーションは下がるような気がします。
裁量権といいますか、技術的に面白そうな事や、より深い所で携わっていくのは社員で、手を動かすのが業務委託というイメージがやはり強いです。

ただ、個人の思考としては将来を考えた不安は社員より大きくなりますので、個人としてのモチベーションはその後押しもあって向上したように思います。

個人的には手を動かすのは勿論ですが、その前段階から一緒に考えていくという部分もやりたいので、仕事への関わり方、という点では不満が大きかったです。
これはフリーランスだから、という部分はあるにせよ、全てがそうではないと思うので、そういった形で入れるような実際のスキルなどなど、色々と自身の課題は多いなと思っています。

今後の予定

来月からは知り合い経由で知り合った小さい組織でご一緒させて頂く予定です。

個人としては最近の興味としてはVue/Nuxt/Firebase周りはよく見ていて、何らかのサービスを簡易的にでも作りたいなと思っています。

また、途中本当に少しですがOSSに若干関わりましたが、やはり英語の問題を痛感し、英語力を手に入れる、日本のIT企業は云々…とよく言われる疑念を晴らすため、中期的に海外を目指していこうかなと思います。

きっかけとしては知り合いからそういう環境の切り替えは得意(職種転向、フリーランス転向、海外旅行時のアクティブな行動、場所に拘りがない等などの過去から…)なので、本当に意思があるなら一度行ってみては?と言われたことからでした。

そう考えるとワーホリが最後の歳なので使うしかないということで、今年取得、渡航猶予1年ぎりぎりくらいに渡航、と考えていて、来年2019年年末頃にどこかに留学、可能であれば少しでも就労できればと思っています。
この海外目標自体は別途記載するかもしれませんが、目標にして行動できるだけで、実際に行かなくてもプラスなことが多いのでなんとか目指していこうと思います。現状は正直まだどこまで本気か自分でも分かっていませんがいい事しかないので公言して自己圧をかけている…という感じです。

まとめ

よかったこと

  • フリーの危機感によって勉強するモチベーションが上がった
  • 働き方の選択肢が増えた
  • 収入が増えた
  • 稼働時間が減った
  • 余裕が増えた分個人のことを少し多めにやれた

わるかったこと

  • 仕事がつまらなくなった(改善努力中)
  • 裁量権が低い(入り方による)
  • 案件を探すのはちょっと疲れる(探す→はじめまして…→交渉の流れが大変。コネ系は楽)
  • 自分の能力値を正確に伝えられていない(改善中)

今後の課題・目標

  • 単純なエンジニア系能力・経験値の向上
  • スキルマッチの正常化
  • 海外計画を実現するための努力
  • ための英語の勉強
  • 個人ルートの開拓

まとめのまとめ

今の所フリーが良いのか悪いのかは正直はっきり答えがでていません。
なってみてよかったかと言われると続けるかわからないものの一度なってみたのは良かったと今は思っています。

ただ、まともな企業のまともな環境にまともな待遇で入れればそれが一番良さそうな感触も強いです。

ここまで読んで頂きありがとうございました

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